グッド・タイミング
名うてのプレイボーイである知人がある晩、スナックで言葉巧みに女性客をナンパし、上手い具合にラブホテルへ連れ込んだ。
彼女はメランコリックな性格だが恵まれたプロポーションとその上、抜群の床上手であり、知人にとってこの上ない相手だったのだ。
俺は彼からその話を聞いた瞬間「この野郎!忌々しい奴め!!」と思ったが悟られまいと表面上は平静を装いながら「ホー、上手くやったじゃないか。流石だな」と、ありきたりのお世辞をいってやった。
知人はそれを聞くと大袈裟に首をすくめて答えた。
「ああ、グッドタイミングだったよ。実は彼女、翌日自殺したもんでネ」
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