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2008年10月

ネオン街へ・・・

夜、小高い丘の上から遠くを見渡すと、真っ先に目に飛び込んでくるのがネオン街の灯りだ。それは実に鮮やかであり、「おいで、おいで」とまるで俺を誘ってでもいるかのような・・・ふとそんな気がした。

女は源氏名を“あけみ”といった。職業・・・特浴嬢

30分近く待たされ、ようやくあけみは「ゴメ~ン、待った?」といってあどけなく笑いながら部屋へ入ってきたが、俺は彼女をひと目見たとたん、つい“ソーセージ”に余計なチカラが入ってしまった。実にいい“カラダ”をしているのシャ・・・シシシ

あけみは自分の肉体を巧みに使いこなし、全身で俺をマッサージしてくれた。
それは今迄味わったことのない心地よさであり、俺はあまりの素晴らしさに感激し、「このまま時間が止まってくれたら・・・」と思った程だ。
そして暫くマッサージを続けたあと、彼女は「ダブルは如何?」と訊ねた。

二つ返事でOKするとあけみはその豊満な尻をピッタリと俺の顔に密着させ、いきなり大きな屁を二発ぶっ放し、「はい、ダブル終了。次のスペシャルはどうしますか?」と再び訊いた。

俺は呆気にとられていたが、すぐ我にかえり「いや、遠慮しておくよ。悪い予感がするもんでネ」と断った。

彼女はそれを聞くと「そう、残念ネ・・・」といって手に持っていた大きな浣腸を、名残惜しそうに仕舞い込んだのだった・・・

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冬の夜のものがたり

「お、恐ろしいよネ・・・」とテレビを観ながら俺は呟いた。

冬だというのにまるで春を思わせるような、妙に生暖かい日だった。
その夜、俺はとある食堂でラーメンを食べながら横目でテレビを観ていた。
テレビでは最近、頻繁に起きている“通り魔事件”の報道をしていたが、その中で危険防止の為か、顔にボカシをかけた被害者の女性が恐怖に声を震わせ、時折どもりながらインタビューに答えている。何でも・・・

“夜歩いていると、背後から顔面に果物ナイフのような物をつきつけられ、金品を脅し取られた後、殺されそうになったが、すきを見て命からがら逃げ切った”ということらしい。
で、犯人の人相だが、“迂闊にも気が動転し、顔を見るゆとりさえなかった”とか・・・
ま、思うに・・・これは、アンバランスな精神文明と物質文明が引き起こした「副作用」といっても決して過言ではないかも知れない。
何かが狂っているんだ・・・おそらく・・・

食事を済ませて店を後にし、歩いていると、肉感的な女子高生とすれ違った。
彼女は携帯電話をしながら歩いていたが、その様子から見ておそらく彼氏とでも話しているのだろうか・・・そんな気がする・・・

やがて話が終わると、彼女は携帯電話をコートの右ポケットに仕舞い込み、足早に通り過ぎていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だが、暫くすると何故か、女子高生の背後に・・・俺がいる・・・
そう、果物ナイフ・・・のような物を持って・・・

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銀杏

俺の仕事場からウチへ帰る途中、空き地があり、そこに大きな銀杏の木が聳え立っている。
実に大きくて逞しい。以前、祖父に訊ねたことがあったが、子どもの頃から既に植えられていて結構大きかったといっていた。ま、しかしこれ程大きな木も今では珍しいだろう。
樹齢どれくらいかな?ちょっと想像できない。

ところで昨日のことだが・・・俺が何気なくその木を見上げていたら、鳥が忙しなく巣作りをしていた。何という鳥かと思い、目をこらして見たが何しろ場所が高すぎて、結局分らなかった。

暫くすると犬連れのオッサンがやってきて俺に話しかけてきた。とはいってもただの差し障りのない世間話だったが・・・

俺はそのあと話のついでと思い、オッサンに例の鳥のことを訊ねた。
彼はいった。
「おそらくアホウ鳥でしょうね」
「でもこんなところにアホウ鳥なんていませんよ」と俺は反論した。
それを聞くと犬連れのオッサンはニヤけた顔で答えた。
「それはこういうことです。この木は明日切り倒されることになっている。にも関わらず巣作りを始めるようなウスノロな鳥は『アホウ鳥』以外考えられないってワケですヨ」

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